爪の表面に現れる白い点

子供の頃に爪を切っていると、爪に白くなっている点を見つけました。
以前からめったにはないけれど、たまーに見ることがあって気になっていました。
母に、尋ねると、
「それは、栄養が足りてないからよ。もっと野菜を食べないとだめ。」
と言われました。
その時は、そんなもんかな、というくらいでそんなに気にも留めていませんでした。
それから何年も経って、友達と何となく爪の白い点の話になって、
彼女は全然別の事を言っていて驚きました。
「白い点はができるのは幸運が訪れるサインらしいよ。」
思っていたのと随分違うので、
「え、私は子供の頃に、栄養が足りないって母から言われたよ。」
と話すと、彼女はそんなわけないと否定していました。
さては、母にはめられたかな、と考えました。
子供の頃、私に野菜を食べさせるために、
爪の白い点で不安をあおって食べさせようとしたのかもしれません。
10年以上、母のいう事を信じてしまっていたので、
爪に白い点が見られるたびに、一生懸命野菜を食べるようにしてきました。
ただまあ、爪の白い点は、
幸福のサインにしろ野菜の欠乏にしろ、あまり深刻なものではなかったようです。
白い点があったからといって、特に痛みもかゆみもなかったですし、
爪自体がもろいと感じたこともありません。
母はよく考えたものです。
すっかり信じきっていました。
とはいえ、自分が口にした食べ物の影響が、
爪の表面にあらわれるなんて、
よくよく考えれば結び付きにくいことなのかもしれません。